最初の子を妊娠するまでに
結婚してから7年かかったんです。
まず結婚する前にMOSSを産んじゃったんですね、私たち。
(MOSSというのは屋久島でやっている
宿泊施設 MOSS OCEAN HOUSEのこと)
自営業みたいなもんだから
とにかく仕事にかかりきりになっていて、
もっとこうしなきゃいけないと
いつも自分たちを追い込んで、背負い込んで、
休まる暇がありませんでした。
周りに助けてくれる人はいくらでもいたはずなのに、
頼ることは迷惑をかけることだという思い込みや
自分で成し遂げて認められなくてはという
変なプライドが邪魔して、
うまく受け取ることもできませんでした。
いつも疲れていて、年の半分くらいは鬱で、
人と会っても楽しめず、
その楽しめてない自分をまた許せず、
もう生きててただただ辛いだけなのに
表面上は作り笑顔。
殺しすぎた感情はもはや何も感じない。
そんな時期もありました。
夫婦間もすれ違い、
傷つくのがこわいからぶつかれず
セック スレスにもなっていました。
結婚して1年目に一度妊娠し、
でも超初期で流産。
その後はずっと子供は欲しかったけど、
6年授からなかったので、
ああ、もう不妊だな、わたし
と思っていました。
自分の体が妊娠できるのかってことに対して
まるで自信がなかったです。
頭では欲しい欲しいと思いつつ
深層では自分でブロックしてたんだと思います。
だって今でさえ大変なのに
子供が生まれたらもっと大変になっちゃう。
と同時に、
子供が生まれたらそれを理由に仕事から
離れられるのにな〜
とも思っていました。
で、ここがちょっと私の面白いところなんですが、
不妊と認識しつつもそれを解決するような行動は
特にしなかったんですよね。
病院に行くとか。
できにくいんだなと思いつつも
1回妊娠した事実があったので、
じゃあもう1回奇跡が起こればいいんでしょ
と思い、ただ奇跡待ちしてました 笑
そもそも妊娠出産ってみんな奇跡みたいなもんですよね。
とは言っても年を経るごとに焦りもでてくるし、
なんにも行動できない自分を責めたり、
生理がくるごとに泣いたりもしました。
夫は慰めてくれたりしてました。
でも私がどれだけ悩み葛藤しているかを
夫婦で共有することは出来ていませんでした。
私がさらけ出せなかったから。
忙しいのに問題増やしちゃいけないという思考で。
でもね、今思えばただ、何かに悩みたかっただけなんです。
それをネタに自分を責めたり、
被害者意識にひたったり、
そういうことをやりきりたかったんですね♪
そして奇跡が起こったのが、
スペイン旅行に行った時でした。
つづく
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by oceanmoon77
| 2016-03-10 14:27
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